PicoWay
「クリアな肌はここから始まる」

PicoWayレーザーとは?
PicoWay(ピコウェイ)は、ナノ秒よりもさらに短い数百ピコ秒(30億分の1秒)という極めて短いパルス発振により得られる高いピークパワーを有する医療用レーザー装置です。
PicoWayが選ばれる4つの特徴

革新的なピコ秒テクノロジーで色素を微細に破砕
・「光音響作用」で熱ではなく衝撃波により色素を粉砕 ・周囲の皮膚にダメージを与えにくい ・少ない回数で効果的な治療が可能

ダウンタイムが少なく、治療後すぐに日常生活に戻れる
・熱作用が少なく赤み・腫れが抑えられる ・治療後の炎症や副作用が少ない ・短いダウンタイムで美肌へ導く

豊富なモードとハンドピースで多様な悩みに対応
・Resolve Fusion、Zoomなど多様なハンドピースを用意 ・シミ・ニキビ跡・小ジワなど幅広い肌悩みに対応 ・肌質や部位に応じた最適な治療が可能

肌に優しく痛みが少ない治療
・表皮を傷つけず、肌への負担を最小限に ・熱ダメージがないため痛みが少ない ・デリケートな肌や色素沈着のリスクがある肌にも安心
このようなお肌悩みに最適
シミ・そばかす・くすみ
シミやそばかすは、主に紫外線などの外部刺激によって皮膚内部のメラノサイトが活性化し、メラニン色素が過剰に生成されることで発生します。通常、メラニンは肌のターンオーバーによって角質とともに排出されますが、過剰な生成やターンオーバーの乱れにより、メラニンが肌に蓄積・沈着することで、色素斑として現れます。シミやそばかすの主な原因であるメラニン色素は、PicoWayの強力な光音響作用によって効率的に微細粉砕されます。これにより、従来のレーザーでは反応しにくかった薄いシミや、再発しやすいそばかすにも高い効果を発揮し、より少ない回数での改善が期待できます。
肝斑
肝斑は非常にデリケートな色素斑であり、熱による刺激はかえって悪化させるリスクがありました。PicoWayは熱作用が極めて少ない光音響作用で色素を粉砕するため、肝斑にレーザーの刺激をトリガーさせずに、メラニンにアプローチできます。これにより、メラニン刺激に関連した悪化リスクを抑えながら、効果的に色素を薄くしていくことが可能です。「ピコトーニング」モードの低出力でレーザーを照射することで、肝斑のメラノサイトへの過剰な刺激を避けつつ、徐々に色素を排出させます。
毛穴の開き・小ジワ・肌質の改善
コラーゲンやエラスチンが減少し、肌の弾力が失われることで目立つ毛穴の開きや小ジワに対し、PicoWayのピコフラクショナルモードが効果的です。このモードでは、レーザーが肌の表面にはダメージを与えず、肌の深部にLIOB(Laser Induced Optical Breakdown:レーザー誘起光破壊)と呼ばれる微細な空洞を作り出します。このLIOBが、肌の自然治癒力(創傷治癒能力)を強力に活性化させ、線維芽細胞を刺激してコラーゲンやエラスチンの生成を促進します。これにより、肌の奥からハリと弾力が向上し、なめらかな肌へと導きます。
レーザーに反応する3大要素
レーザー治療において、肌の特定の成分がレーザー光のエネルギーを吸収し、反応することで効果を発揮します。これらの「標的(ターゲット)」となる主な要素は以下の3つです。

メラニン(色素)
・役割: シミ、そばかす、肝斑、あざなどの色の原因となる色素です ・レーザーとの反応: レーザー光がメラニンに吸収されると、そのエネルギーによってメラニンが破壊されます。PicoWayは、このメラニンを光音響作用(衝撃波)で微細に粉砕し、体外への排出を促します。 ・結果: 色素破壊 → シミ・肝斑等の改善

ヘモグロビン(血液)
・役割: 血液中の赤血球に含まれる色素で、血管性病変(赤ら顔、毛細血管拡張症、赤いニキビ跡など)の赤みの原因となります。 ・レーザーとの反応: レーザー光がヘモグロビンに吸収されると、血管内で熱が発生し、血管を収縮・破壊することで赤みを改善します。PicoWayは主に色素性病変に特化していますが、肌全体のトーンアップ効果により、間接的に肌の赤みの改善にも期待ができます。 ・結果: 血管収縮・破壊 → 赤み改善

水(水分)
・役割: 肌の真皮層に豊富に存在する水分は、コラーゲンやエラスチンなどの組織を構成する重要な要素です。 ・レーザーとの反応: レーザー光が水分に吸収されると、組織内で微細な熱作用や空洞(LIOB)を発生させ、肌の自然治癒力を引き出します。PicoWayのピコフラクショナルモードは、この水の吸収を利用してLIOBを形成し、コラーゲンやエラスチンの生成を促進することで、毛穴の開きや小ジワ、肌のハリを改善します。 ・結果: LIOB形成 → 肌質改善
シミと肝斑の明確な違い
シミと肝斑はどちらもメラニン色素の沈着によるものですが、その発生メカニズム、見た目の特徴、治療への反応が大きく異なります
シミができる原因

1.紫外線による刺激
メラニンの過剰生成: 信号を受け取ったメラノサイトは、シミの元となる「メラニン」という色素を生成し、細胞内の「メラノソーム」という小胞に蓄積します。このメラニンは、メラノサイトの先端から周囲の表皮細胞(ケラチノサイト)に受け渡され、紫外線から細胞核を防御する役割を果たします。 ターンオーバーの乱れと蓄積: 通常、メラニンを含むケラチノサイトは、約28日周期で行われる肌の「ターンオーバー(新陳代謝)」によって徐々に肌表面に押し上げられ、最終的に古い角質とともに垢となって剥がれ落ちます。しかし、長時間の強い紫外線曝露や加齢、ストレスなどによりターンオーバーのサイクルが乱れると、メラニンの生成量が排出のペースを上回り、排出しきれなかったメラニンが肌に蓄積・沈着し、シミとして肌に現れます。
2.ホルモンバランスの変化
特に女性において、妊娠、経口避妊薬の服用、更年期などでホルモンバランスが変動すると、メラニン生成を促進する「メラノサイト刺激ホルモン(MSH)」が増加することがあります。これが「肝斑」と呼ばれるシミの主な原因となります。
3.加齢による代謝低下:
年齢を重ねるとともに、肌のターンオーバーのサイクルが遅くなります。これにより、本来排出されるべきメラニンが肌に残りやすくなり、シミとして目立ちやすくなります。
4.炎症や外的刺激(炎症後色素沈着:PIH)
ニキビ跡、擦り傷、やけど、虫刺され、過度な摩擦(洗顔やマッサージなど)といった肌への炎症や刺激も、シミの原因となります。肌が炎症を起こすと、その治癒過程でメラノサイトが活性化され、メラニンが過剰に生成されることがあります。炎症が治まった後も、この過剰なメラニンが色素沈着として肌に残ることがあり、これを「炎症後色素沈着(PIH)」と呼びます。
5.活性酸素
紫外線、タバコ、ストレスなどが原因で体内に「活性酸素」が発生すると、細胞の酸化を防ぐためにメラニン生成に関わる酵素(チロシナーゼ)が活性化され、メラニンが過剰に生成されやすくなります。
これらの要因が単独で、または複合的に作用することで、肌にメラニンが過剰に生成・蓄積され、シミとして認識されるようになります。シミの種類によって主な原因やメカニズムが異なるため、適切な治療法を選ぶことが重要です。
見た目の特徴
比較的はっきりとした円形や楕円形で、色は濃い茶色〜黒色です。顔や手の甲など、紫外線を浴びやすい部位に一つ一つ独立して現れることが多いです。
治療法
・ピコフラクショナル ・ピコスポット
肝斑ができる原因

1.女性ホルモンの影響
肝斑の発生に最も深く関与していると考えられているのが、エストロゲンやプロゲステロンといった女性ホルモンの乱れです。妊娠、経口避妊薬の服用、更年期など、ホルモンバランスが大きく変動する時期に肝斑ができやすいのはこのためです。 女性ホルモンのバランスが崩れると、皮膚のメラニンを生成する細胞である「メラノサイト」が慢性的に活性化され、過剰なメラニンが生成・蓄積されます。
2.紫外線による刺激
シミの主な原因が紫外線であるように、肝斑も紫外線(特にUVA)によって悪化します。紫外線はメラノサイトを直接刺激するだけでなく、表皮細胞(ケラチノサイト)や真皮の線維芽細胞、肥満細胞などからもメラニン形成を促す因子が放出され、メラノサイトをさらに活性化させます。 長期間の紫外線曝露は、真皮の炎症や老化を引き起こし、メラノサイト刺激因子を増加させることが知られています。
3.物理的刺激(摩擦)
洗顔やスキンケア、メイク、マッサージなどで肌を強くこするなどの慢性的な摩擦も肝斑を悪化させる要因となります。 摩擦によって皮膚のバリア機能が低下し、紫外線などの外部刺激を受けやすくなります。また、タンパク質分解酵素が増加し、基底膜(表皮と真皮の境目)の破壊を促進することも、メラニンが真皮に落ち込み、肝斑が治りにくくなる原因となります。 ストレス: 過度な精神的ストレスもホルモンバランスを乱し、肝斑の悪化につながる可能性があります。
4.真皮環境の変化
近年、肝斑は表皮だけでなく、その下の真皮環境も深く関与していることが示唆されています。肝斑のある皮膚では、血管の拡張や炎症、線維芽細胞の活性化などが観察され、これらの真皮の変化がメラノサイトを刺激し、メラニン生成を促進する「負の連鎖」を生み出していると考えられています。 これらの要因が複雑に絡み合い、メラノサイトが過剰に活性化され、メラニンが広範囲に生成・蓄積されることで、頬骨の高い部分などに左右対称にぼんやりとした薄茶色の色素斑(肝斑)として現れます。
見た目の特徴
境界が不明瞭でぼんやりとした薄茶色の色素斑で、くすみのように見えます。頬骨の高い部分などに左右対称に、面で広がる傾向があり、目の周りを避けて現れることが多いです。
治療法
・レーザートーニング ・内服薬(シナール・トランサミン)

施術に伴うリスク
PicoWayは安全性の高い治療ですが、以下のリスクがまれに発生する可能性があります。
・赤み・腫れ: 施術後、一時的に赤みや腫れが出ることがありますが、数時間から数日で落ち着きます
・かさぶた: シミなどの治療の場合、薄いかさぶたができることがあります。無理に剥がさず、自然に剥がれ落ちるまでお待ちください。
・色素沈着・色素脱失: まれに炎症後色素沈着や、一時的な色素脱失が生じることがあります。ほとんどの場合、時間とともに改善しますが、症状が続く場合はご相談ください。
・乾燥・ヒリつき: 施術後は一時的に肌が乾燥しやすくなったり、ヒリつきを感じることがあります。保湿ケアを十分に行ってください。
・水ぶくれ: 非常にまれですが、出力が強い場合などに水ぶくれができることがあります。クリニックにご連絡ください。
これらのリスクを最小限に抑えるため、当院ではお肌の状態を丁寧に診察し、適切な施術プランをご提案いたします。ご心配なことがございましたら、お気軽にご相談ください。
施術のながれ
1 カウンセリング:10分
2 医師診察:10分
3 準備:30分
4 施術:15分
よくある質問
PicoWayの施術は痛いですか?
痛みの感じ方には個人差がありますが、PicoWayは熱発生が少ないため、従来のレーザーに比べて痛みは少ない傾向にあります。「輪ゴムで弾かれるような痛み」と表現される方が多いです。ご希望に応じて、麻酔クリームを使用することも可能ですので、ご安心ください。
施術後、すぐにメイクはできますか?
翌日から可能です。ピコスポットでシミなどを除去した場合は、赤み・かさぶたができた部分を避けていただければ、通常通りメイクしていただけます。
何回くらい治療が必要ですか?
お悩みの内容や症状の程度によって異なります。シミやそばかすは1~3回程度の治療で効果を実感される方が多いですが、肝斑は5回~10回と複数回の治療が必要となる場合があります。カウンセリング、診察で患者様の状態に合わせた最適な治療回数をご提案させていただきます。
ダウンタイムはありますか?
PicoWayは熱による肌へのダメージが少ないため、従来のレーザーに比べてダウンタイムは比較的短いです。ピコトーニングではほとんどダウンタイムはありませんが、赤みや腫れが数時間~数日出る場合があります。ピコフラクショナルでは、赤み、むくみ、乾燥が2日~7日ほど続く場合があります。ピコスポットでシミなどを除去した場合は、薄いかさぶたができ、1週間~10日程度で自然に剥がれ落ちます。
アトピー肌でも施術を受けられますか?
アトピー性皮膚炎の方でも施術を受けられる場合がありますが、症状や肌の状態によります。まずは医師による診察が必要となりますので、カウンセリング時にご相談ください。
料金表
施術内容 | 料金(1回・税込) | 備考 |
---|---|---|
ピコトーニング | ||
全顔 | ¥21,780 | *初回トライアル ¥16,500 |
鼻・頬 | ¥13,200 | |
ピコフラクショナル | ||
全顔 | ¥27,500(別途麻酔代¥2,200) | *初回トライアル ¥21,780 |
鼻・頬 | ¥16,500(別途麻酔代¥2,200) | |
ピコスポット | ||
長径3mm以下 | ¥5,500 | |
3mm~10mmまで | ¥11,000 | |
以降10mmごとに | ¥2,200 |
※表示金額は全て税込みです
※診療・カウンセリング料金¥6600
お支払方法
当院では、下記のお支払方法が可能です。
- 現金
- 現金でのお支払い
- クレジットカード
- ※自費診療のみ
VISA/JCB/
Mastercard/など