繰り返すアトピー性皮膚炎は
医療機関で治療しましょう

アトピー素因を持つ場合に生じやすい皮膚炎であり、強いかゆみが出たり、症状の回復と悪化を繰り返したりします。小さなお子さまに多く見られ、治療ではステロイド剤などの外用薬、内服薬、スキンケア・生活指導などを行います。繰り返す肌トラブルでお困りのかたは、一度当院までご相談ください。

外用薬（ステロイド剤、タクロリムス軟膏など）

副腎で作られるホルモンを人工合成したものがステロイドであり、肌の炎症を抑えます。かゆみの抑制効果もあり、皮膚炎の段階によって処方されるステロイドの強さも変わります。また、タクロリムス軟膏も炎症や赤みを緩和させる効果があり、副作用が少ない特徴があります。

内服薬（抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬）

アレルギー反応で生じるヒスタミンを抑えるため、抗ヒスタミン薬（抗アレルギー薬）を処方いたします。アトピー性皮膚炎での肌の強いかゆみを抑える効果があり、患者さまの状態に応じて処方されます。眠気や口の乾きなどの副作用がある点は注意が必要です。

スキンケア指導

外用薬や内服薬での治療と合わせて、正しい肌のケア方法もお伝えいたします。肌を清潔に保ち刺激を与えない、肌の保湿を常に意識する、その他気をつけること（季節の変わり目、部屋の清潔感、温度・湿度など）を心がけて、アトピー性皮膚炎を悪化させないようにしましょう。