パニック障害とは?|港区麻布の精神科・心療内科|Family Total Healthcare Clinic AZABU

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パニック障害とは? PSYCHIATRY

突然の動悸・息苦しさ・強い不安の原因と症状、治療法を精神科が解説

パニック障害(パニック症)は、予期しないパニック発作を繰り返し、その後も発作への強い不安や行動の変化が続く精神疾患です。 パニック発作では、突然強い恐怖や不快感が生じ、動悸、息苦しさ、胸の痛み、発汗、めまいなどの症状が現れます。 発作は通常、数分以内に強まり、多くの場合は数分から数十分程度で軽減します。 ただし、パニック発作を一度経験しただけで、必ずパニック障害と診断されるわけではありません。 診断では、予期しない発作を繰り返していることに加え、その後1か月以上にわたって発作への心配や回避行動が続いているかなどを確認します。

パニック発作の主な症状

パニック発作では、身体と精神の両方に強い症状が現れます。 身体的な症状 心臓が激しくドキドキする、脈が速くなる 息苦しい、呼吸がしにくい 胸の痛みや圧迫感がある めまい、ふらつき、気が遠くなる 手足の震え、発汗、しびれ 吐き気や腹部の不快感 寒気や身体が熱くなる感覚

精神的な症状 このまま死んでしまうのではないかという恐怖 自分をコントロールできなくなる感覚 現実感がなくなる、自分が自分でないように感じる 強い不安や焦りが突然押し寄せる こうした症状は非常に苦しく、救急外来を受診する方もいます。 一方で、動悸や胸痛、呼吸困難などは心臓や呼吸器の病気でも起こるため、初めての発作や普段と異なる症状については、身体疾患の確認が必要です。

パニック障害で特に注意したい3つの特徴

① パニック発作|突然起こる強い恐怖 パニック発作は、電車の中や仕事中、買い物中、自宅でくつろいでいるときなど、さまざまな場面で起こります。 明確なストレスを感じていないときにも発生することがあり、「なぜ突然こんなことになったのだろう」と戸惑う方も少なくありません。 ② 予期不安|また発作が起こるのではないか パニック障害では、発作がおさまった後も強い不安が続く場合があります。 「明日の通勤電車で発作が起きたらどうしよう」「会議中に息苦しくなったら逃げられない」と考えるようになり、日常生活のさまざまな場面で緊張が高まります。 このように、将来の発作を恐れる状態を「予期不安」と呼びます。 ③ 回避行動|発作が怖くて行動できなくなる 発作を経験した場所や状況を避けるようになることも特徴です。 例えば、電車に乗れない、エレベーターを避ける、一人で外出できないなどの行動が現れる場合があります。 一時的には安心できても、避ける場所が増えることで生活範囲が狭まり、仕事や学校、人間関係にも影響することがあります。

パニック障害はなぜ起こる?原因と発症に関係する要因

パニック障害の原因は、現在も完全には解明されていません。 脳の不安や恐怖に関係する神経回路、神経伝達物質の働き、遺伝的な要因、環境やストレスなどが複雑に関係すると考えられています。 強いストレスや睡眠不足、仕事・家庭環境の変化などが、症状に影響する場合もあります。 また、動悸や息苦しさといった身体の変化を危険なものとして受け止めることで、恐怖が強まり、さらに身体症状が増幅する悪循環が生じることがあります。 ただし、ストレスが多い方すべてがパニック障害になるわけではありません。 パニック障害は、本人の性格や気持ちの弱さだけで説明できる病気ではありません。

パニック障害と広場恐怖症の関係

広場恐怖症とは、逃げることが難しい、または助けを得られないと感じる状況に強い不安を抱き、避けるようになる精神疾患です。 電車、バス、人混み、行列、広い場所、一人での外出などが不安の対象となる場合があります。 パニック障害と広場恐怖症は併存することがありますが、別々の診断として扱われます。 また、社交不安障害や全般不安症、適応障害などでも不安や動悸が現れるため、症状が起こる状況や経過を詳しく確認する必要があります。

パニック障害はどのように診断する?

精神科・心療内科では、発作の症状、頻度、持続時間、発症した状況、生活への影響などを確認します。 また、予期不安や回避行動の有無、睡眠状態、仕事や家庭でのストレス、既往歴、服薬状況なども重要な情報です。 必要に応じて、心電図や血液検査などで不整脈、甲状腺機能亢進症、低血糖などの身体疾患を確認します。 カフェインや一部の薬剤などが症状に関係することもあるため、総合的な評価が大切です。

パニック障害の治療方法|薬物療法と認知行動療法

① 薬物療法|SSRIなどによる治療

薬物療法では、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)などの抗うつ薬が治療の選択肢になります。 抗うつ薬という名称ですが、うつ病だけでなく、パニック障害などの不安症にも使用されます。 効果が現れるまでには数週間かかる場合があり、治療開始時には吐き気、眠気、不眠、一時的な不安の増加などが生じることがあります。 そのため、医師が症状や副作用を確認しながら、服用量などを調整します。 ベンゾジアゼピン系抗不安薬が使用される場合もありますが、眠気、耐性、依存、離脱症状などに注意が必要です。 長期的な治療では安易な継続使用を避け、薬の必要性を慎重に判断します。 症状が改善しても、自己判断で薬を急に中止しないことが重要です。

② 認知行動療法(CBT)|発作への恐怖を和らげる

認知行動療法は、発作に対する考え方や行動のパターンを見直し、不安の悪循環を改善する治療法です。 例えば、「動悸が起きたら必ず危険な状態になる」という考えを検討し、身体感覚への過度な恐怖を和らげていきます。 また、専門家の指導のもとで、不安を感じる場面に段階的に向き合う曝露療法や、身体感覚に慣れるための練習が行われることもあります。 こうした治療は無理に行うものではなく、本人の状態や希望に合わせて進めることが大切です。

パニック発作が起きたときの対処法

発作が起きたときは、まず周囲の安全を確保し、可能であれば落ち着ける場所で休みましょう。 すでに医師からパニック発作と説明されている場合は、過去の発作が時間とともに軽減したことを思い出し、無理のない範囲でゆっくり呼吸することが役立つ場合があります。 呼吸が速くなっているときには、無理に大きく息を吸おうとせず、落ち着いた呼吸を意識しましょう。 ただし、初めての強い胸痛、失神、明らかな呼吸困難、普段と異なる症状がある場合は、パニック発作だと決めつけず、救急医療機関への相談や119番通報を優先してください。

日常生活でできる再発予防とセルフケア

治療とあわせて、生活習慣を整えることも大切です。 十分な睡眠と規則正しい生活を心がける 過度なカフェインやエナジードリンクを控える 飲酒によって不安を紛らわせようとしない 無理のない範囲で運動や休息を取り入れる 不安やストレスを一人で抱え込まない また、発作を恐れて避けている行動については、医師や専門家と相談しながら、少しずつ取り組む方法があります。

精神科・心療内科を受診する目安

「また発作が起きるのではないかと常に不安」「電車に乗れない」「一人で外出することが怖い」「動悸や息苦しさを繰り返している」 こうした状態が続く場合には、精神科・心療内科への受診をご検討ください。 パニック障害は、発作の回数だけでなく、予期不安や回避行動によって日常生活にどの程度影響が出ているかも重要です。 病名がわからない段階でも、症状について相談できます。 港区麻布・麻布十番でパニック障害のご相談は当院へ 「突然の動悸や息苦しさが怖い」 「また発作が起こると思うと、外出することが不安」 「以前のように電車に乗り、仕事や日常生活を送りたい」 このようなお悩みがある方は、精神科・心療内科への相談をご検討ください。 Family Total Healthcare Clinic AZABUでは、パニック障害をはじめ、不安障害、適応障害、うつ病、不眠症などについて、症状や生活背景を踏まえた診療を大切にしています。 発作が起きた状況や予期不安、睡眠状態、日常生活への影響などを丁寧に確認し、一人ひとりに合った治療方針を考えていきます。 必要に応じて薬物療法や生活環境の調整、専門的な心理療法を受けられる医療機関との連携などを検討します。 港区麻布・麻布十番、六本木周辺をはじめ、精神科・心療内科をお探しの方も、お気軽にご相談ください。 「また発作が起きるかもしれない」という不安によって、行きたい場所や大切な時間を諦め続ける必要はありません。 症状を正しく理解し、ご自身に合った治療を受けることで、少しずつ日常生活の幅を広げていくことができます。