寝てばかりの高校生はうつ病?やる気が出ない・朝起きられない原因と精神科受診の目安|港区麻布の精神科・心療内科|Family Total Healthcare Clinic AZABU

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コラム COLUMN

寝てばかりの高校生はうつ病?やる気が出ない・朝起きられない原因と精神科受診の目安

うつ病・気分の波 公開日 監修:院長 池上恭司

「何度起こしても朝起きられない」「学校に行かず寝てばかりいる」「勉強する気がなく、スマホばかり見ている」
このようなお子さまの様子に、心配や戸惑いを感じる保護者の方も少なくありません。
しかし、高校生の無気力や過眠は、単なる怠けや反抗期ではなく、心身の不調によって起こっている場合があります。
特に思春期は、学業、友人関係、進路、家庭環境など、さまざまなストレスを感じやすい時期です。

やる気がない・寝てばかりいる高校生に見られる変化

注意したいのは、以前と比べて生活や行動が大きく変化している場合です。

  • 朝起きられず、遅刻や欠席が増えた

  • 休日も長時間眠っている

  • 勉強や部活動への意欲がなくなった

  • 以前は好きだったことを楽しめない

  • イライラすることが増えた

  • 家族との会話が減った

  • 頭痛や腹痛、強い疲労感が続く

こうした状態が続く場合、うつ病や睡眠障害などが関係している可能性があります。

思春期のうつ病は大人と症状が違う?

高校生のうつ病では、気分の落ち込みだけでなく、無気力、過眠、イライラ、集中力の低下などが目立つことがあります。
「何もしたくない」「ずっと寝ていたい」といった言葉の背景に、抑うつ症状が隠れている場合もあります。
特に、以前は楽しんでいた趣味や友人との交流にも興味を示さなくなった場合は注意が必要です。

適応障害・不安障害が関係することも

受験や成績へのプレッシャー、いじめ、友人関係、教師との関係など、学校生活にはさまざまなストレスがあります。
こうしたストレスをきっかけに、適応障害や不安障害などの症状が現れる場合があります。
学校のある朝は体調が悪くても、休日には比較的元気に過ごせるケースもあります。
ただし、休日に元気だからといって仮病と判断することはできません。

朝起きられない原因は睡眠障害や起立性調節障害?

高校生は成長に伴って睡眠リズムが変化し、夜更かしや朝寝坊が起こりやすくなります。
慢性的な睡眠不足や睡眠・覚醒リズムの障害によって、朝起きられない状態が続くこともあります。
また、起立性調節障害では、立ちくらみ、頭痛、倦怠感、朝の起床困難などが現れる場合があります。
貧血などの身体疾患が関係することもあるため、必要に応じて小児科や内科での評価も重要です。

ADHD・ASDなどの発達特性との関係

ADHDや自閉スペクトラム症(ASD)のある高校生では、課題管理や対人関係、学校環境への適応に困難を感じる場合があります。
高校進学後に学習量や自己管理の負担が増えることで、特性に伴う困りごとが目立つこともあります。
こうした困難が続き、不安や抑うつ症状を併発する場合もあるため、総合的な評価が大切です。

保護者ができる対応と受診の目安

まずは「怠けている」「もっと頑張りなさい」と決めつけず、睡眠や食欲、気分、学校での出来事などを確認しましょう。
本人が話したがらない場合は、無理に問い詰めず、安心して相談できる環境を整えることも大切です。
欠席が続く、生活リズムが大きく乱れる、気分の落ち込みや無気力が改善しない場合には、医療機関への相談を検討しましょう。
なお、「消えてしまいたい」「死にたい」といった発言や自傷行為がある場合は、早急な専門的評価が必要です。

港区で精神科・心療内科をお探しの方へ

Family Total Healthcare Clinic AZABUでは、思春期の気分の落ち込み、不安、不眠、学校生活に伴うストレスなどについて、症状や生活背景を踏まえた診療を大切にしています。
高校生の受診については、年齢や症状に応じた診療体制を事前にご確認ください。
「寝てばかりいる」という行動だけで判断せず、その背景にある心と身体の状態に目を向けることが大切です。